爪水虫はかかってしまっても症状が分かりにくいため、水虫の中でもとてもやっかいな水虫です。
しかも症状が進んでしまったら、完治するまでの時間もかかってしまう…
そんなやっかいな爪水虫を完治させるためにはどうすれば良いのでしょうか?
また完治するまでにはどのくらい期間が必要なのかご紹介したいと思います。
目次
爪水虫とは
爪水虫とは水虫の原因となる白癬菌が爪の中に入り込み感染する病気です。
症状としては爪が白く変色するのが特徴です。
水虫を発症していてそれを放っておいたために、爪にまで感染する人が多いようです。
その場合、痒みの症状も出ているので気付くかと思います。
そんな爪水虫ですが、普通の水虫と違って治療が少々やっかいなのです。
爪水虫の治療方法とはどういうものなのでしょうか?
爪水虫の治療方法
爪水虫ですが、本当に初期に気付けたとしたら、塗り薬でも完治させることが可能です。
しかし、感染していることに気付かなかったり、病院に行くのが恥ずかしかったりして放置してしまうと症状が進んでしまい、時間が経った分完治まで時間がかかってしまいます。
進行してしまった爪水虫は飲み薬によって治療します。
処方される飲み薬にはラミシールとイトリゾールの2つが代表的です。
ただし、それぞれ飲み方や副作用が違うため、少し治療の流れが変わってくるので、それぞれご紹介したいと思います。
≪ラミシール≫
ラミシールの場合は一定期間毎日飲み続けなければいけません。
そして副作用の恐れがあるため、定期的に血液検査をする必要があります。
その副作用とは一部の人に肝機能低下させるというものなので、事前に血液検査で調べて肝機能に異常があった人には処方されません。
≪イトリゾール≫
イトリゾールは一定期間飲んで一定期間飲むのを休むということを繰り返すパルス療法となります。
イトリゾールは他に別の薬を服用している人の場合、一緒に服用できないことが多いので、その場合はラミシールの選択となります。
効果や治療期間は同じですが、再発率がラミシールの方が低いそうです。
爪水虫は体内から治していかないといけないので、塗り薬だけでは治らないのですね。
ではその治療をどのくらい続けるのでしょうか?
爪水虫が完治するまでにかかる期間とは
通常の足の水虫はだいたい2ヵ月ほどで治りますが、爪水虫は手だと6ヵ月、足だと1年から1年半と非常に長い期間治療に時間がかかります。
感染している爪を取り除かなければいけないため、今ある爪が先端まで伸びるまで待つ必要があるからです。
治療期間は長く、薬の効果が出ているかどうか経過観察も必要なため、定期的な受診が必要となります。
また、あまりに長く放置されていた爪水虫はそれだけ完治するのに時間がかかってしまいます。
そういう方は1年半を超えても治療しなければならない可能性は高いです。
長い期間、治療し続けなければいけないのも大変ですよね。
初期段階では塗り薬で完治することも可能なので、出来るだけ早く治療をすることが大切ということですね。
それでは爪水虫についてまとめていきますね。
まとめ
爪水虫とは白癬菌が爪の中に入り込んで感染する病気
爪水虫の治療方法は初期の場合は塗り薬、進行している場合は飲み薬で治療する
爪水虫が完治するまでにかかる期間とは手の場合は6ヵ月、足の場合は1年から1年半
進行している場合はさらに長期化する可能性もある
普通の水虫でも2ヵ月と治療にすごく時間がかかると思っていましたが、爪水虫はさらに長期間の治療が必要なのですね。
なかなか根気が必要ですね。
爪水虫は自然治癒するような病気ではありません。
恥ずかしいからと治療を遅らせていると、さらに長期化してしまったり周りにも感染させてしまったりするので、早めに治しましょう。