爪水虫ってなると厄介ですよね。なかなか治らないし、痛いわけじゃないですけど、感染も怖いですし。見た目が悪くなりますから足元のおしゃれにも気を使うことになります。
人にもあまり言えませんしね。
そんな爪水虫、実は薬以外の方法でも治療があるそうです。それがお灸。実際お灸での治療はどんな感じなのか調べてみました。
目次
爪水虫の治療方法
まず爪水虫は他の水虫と同じく皮膚科で診てもらうことになります。
爪の内側に菌が侵入して出来る爪水虫はなかなか塗り薬で効果を出すことが難しいとされています。やはり塗り薬では浸透しきらないようです。
なので一般的には、皮膚科では飲み薬が処方され、体の内側から菌をなくしていくという治療法を取ることになります。けれど、残念なことに人によって効果に差が出ます。効く人はさっと効いて治るのですがなかなか治らない人がいるのも事実です。
更に言えば薬ですので、飲めない方もいます。例えば爪水虫の薬は肝機能障害の副作用があると言われていますので、肝機能の問題がある方、または過去に問題のあった方は障害を起こす可能性が高いため飲めません。
もちろん妊娠中の方、授乳中の方も飲むことが出来ません。
そんな時に有効なのがお灸なのです。
お灸での治療方法
実は爪水虫を起こしている白癬菌(はくせんきん)は熱に弱いんです。大体60度くらいで死滅すると言われています。つまり爪水虫の部分にピンポイントでお灸を使って熱することで直接白癬菌を死滅させることが出来るのです。
そして更に、死滅させることにより、菌が爪の根元の方へ侵食することを防げるのです。そうすると、根本からは正常な菌に侵されていない爪が生えてきます。そして菌が居ないので正常な爪がそのまま生えるようになるのです。
またお灸で使われるもぐさには、殺菌作用や免疫力を上げる効果もあるので、炎症を起こしている場合もその炎症を緩和することも出来ます。
お灸すごい。
ただ、あまりにも進行している場合はお灸も効き目が弱いそうなので、あくまでも初期段階の治療の一環と思った方が良さそうです。
どこでお灸って出来るの?
皮膚科でお灸は殆どやっているところはありません。水虫や爪の病気を専門に扱っているクリニックでは稀に行っているようです。
一番は鍼灸院に行くことでしょう。もちろんまず皮膚科で爪水虫であることの診断を受けておくといいでしょう。その方が話も早いです。またその鍼灸院が爪水虫にお灸をしてくれるところかどうかも調べておいたほうがいいでしょう。そこの先生に知識があるないでは大きく違いますので。
料金はもちろん場所によってマチマチだと思いますが、爪1枚で3000円くらいが相場のようです。更に追加爪1枚毎に1000円前後かかります。
もちろん1回で終わるかどうかは症状次第ですので、何度か通うことになるかもしれません。ちょっと痛い出費かもしれませんが、悪化することや他の人に感染させる可能性があることを考えればやったほうがいいでしょう。
自宅でも出来る?
通うにはちょっと高いので自宅で自分でやりたいという人もいると思います。
けれど普段からお灸を自分でもやっているようなベテランさんを除いて自分でやることは危険が伴います。
爪の上は特に熱を感じにくいため、失敗すると気が付かないうちに火傷をしてしまったり水ぶくれができてしまう可能性があります。
それによって症状が悪化してしまうことも十分あります。
どうしても自宅で行いたい場合は専門医や鍼灸師に正しい施術方法の指導を受けた上でやるようにしてください。
爪水虫はお灸で治せる!?その効果のほどとは?? まとめ
爪水虫にお灸は効果があるようですね。
もちろんまずは皮膚科に行ってきちんと診断をしてもらうことが大切です。
その後の治療として取り入れるのはいいと思います。
ただし、自己流で勝手にやると悪化してしまうこともありますので、必ず専門家の元で最初はやっていくようにしましょう。
初期症状の爪水虫はさっさとやっつけて健康な足元を保ちましょう。