夏になると、裸足になることが増えてきます。
ふと足元を見ると、つ、爪が汚い!
不潔って意味じゃなく、いわゆる爪水虫に浸食されている状態です。
爪水虫は、爪の中に水虫のもと、白癬菌が入り込んだ為に爪が濁ったり、分厚くなったり、ぼろぼろになっていく病気です。
いやですね。
足元の爪がきれいじゃないと、夏のおしゃれの楽しみが半減してしまったようで、ちょっと悲しいです。
その上爪水虫は爪の中に菌が入り込むために薬が効きにくく、普通の水虫より治りにくく、治療期間も長くかかると言われています。
ささっと治したいのに、よけい悲しい?ですね。
またまたその上、水虫(足白癬)は、市販薬で完治を目指せるのですが、爪水虫(爪白癬)は、病院で処方される薬による治療が必要です。
悲しいの3乗です!
男性は悲しいの2乗?!
ところが、「ニゾラール」という聞きなれない薬が、その悲しみを少し減らしてくれるかもしれないというのです。
それは聞き捨てならぬと「ニゾラール」のこと、調べました!
目次
ニゾラールって、何者?
ニゾラールに含まれる成分は、「ケトコナゾール」という抗真菌薬の一種です。
ウン?、ケトコナ、コウシンキン?ってなりますよね。
平たく言えば、〈真菌=白癬菌=爪水虫の原因〉に対抗する薬です。
難しいことは置いといて、大事なことだけお話しますね。
ニゾラールは、真菌がこれ以上増えないように抑える効果があります。
なので、使ってすぐに効果が表れるわけではありません。
大体2週間から4週間ほど使って様子を見たあとに今後の治療方法の判断がつくそうです。
ちょっとがっがりですか?
でも、元々爪水虫は、完治に長期間かかるのです。
一般的には、半年から1年ほどかかりますが、ニゾラールなら、早い人で1か月ほどで目に見える効果が出てくるそうです。
ですが、爪の中の真菌は、まだ残っていますので、継続して使用することが必要です。
自己判断でやめてしまうと、再発してしまいますので医師が完治を認めるまでは、しっかりと続けてください。
ニゾラールの使い方
ニゾラールは、今のところまだ市販されていませんので、医師の診断を受けた後に処方してもらわなくてはなりません。
クリームタイプとローションタイプがあり、どちらも1日に1回、患部に塗ります。
薬の浸透力は、ローションのほうがありますが、その分刺激も強いため、ただれたり、傷がある場所に塗ると痛みを感じるかもしれません。
爪水虫の治療には、しっかりと塗り込めるクリームタイプのほうが適しています。
まず、患部を洗って清潔にし、薬は患部全体にしっかり塗ってください。
薬を塗った後は、必ず手を洗うことを忘れないでください。
白癬菌は、手にも感染します。
ニゾラールの効果
ニゾラールは、水虫以外にも以下のような症状に対する効果が期待されています。
・脂漏性皮膚炎
頭や顔に出やすい病気。
フケがたくさん出たり、皮膚が赤くなるなどの症状があります。
・ガンジダ症
ガンジダとは、カビの一種で、もともと体のいろいろなところに付いているのですが、何らかの理由(過労など)で免疫力が弱ると炎症を起こします。
・癜風(でんぷう)
私は初めて聞きましたが、癜風菌もガンジダと同じように人間の皮膚に付いているのですが、こちらも何らかの理由で増えるとシミのようになって皮膚に広がるという症状があります。
どれも、真菌の一種なので、ニゾラールの効果が期待できるそうです。
ニゾラールの副作用
ニゾラールは、塗り薬なので大きな副作用はありませんが、皮膚への刺激による副作用が出る可能性はあります。
接触性皮膚炎・紅斑・かゆみ・ピリピリ感・発赤などが現われたらいったん使用を中止して、医師に相談してください。
万一、ニゾラールが合わないときは、別の薬に変更することもありますので、気になることがあったら、必ず処方してもらった医師に相談してくださいね。
まとめ
爪水虫の治療は、気長に続けないと完治できないと言われています。
ニゾラールを使用した場合も、完治までは2~3か月はかかります。
白癬菌などの真菌は、しつこいんですよね。
簡単に去ってくれないので、こちらもしつこく塗らないと対抗できません!
そのためには、今からほんの数か月間だけ毎日塗り塗りして徹底的に治してしまいましょう!
この先ずっと
きれいな爪でいられるように☻