一般的な足水虫と違って、痛みや痒みはないものの、爪が変色、変形を起こす厄介な水虫、それが爪水虫です。そして、固い爪の奥に菌が入り込む爪水虫では、市販の塗り薬では患部に届きません。そのため爪水虫の治療には内服薬が用いられます。
でも、この内服薬は色々問題があって、条件によっては服用が難しい人も!爪水虫に悩む人に向けて、手軽な方法はもっとないのか気になる人もいるでしょう。手軽な方法としては、医師の診察を受けずに個人で購入できる物を使うのがいいと思いますが、その中でも竹酢液を爪水虫への対処法として使う方法があるんだとか!
でも、竹酢液ってなに?どうやって使うの?と疑問に思う人も多いですよね。そこで効能や使い方について調べてみました!
目次
爪水虫はこんなに大変!どんな対処法があるの?
水虫というと、いわゆる足の裏に痒みや水泡を伴う症状をイメージしますが、あれは一般的には「足水虫」というものです。テレビのコマーシャルでもよく見かける治療薬、あれらもこの、足水虫に特化した対処薬と考えて間違いありません。これに対し、爪水虫というのは、原因菌が白癬菌というカビの一種であるところは同じながら、その白癬菌が皮膚よりさらに奥、爪の奥深くにまで侵入した状態を指します。
一旦感染すると爪が変形、変色し厚みがでて、そのうちにボロボロと欠けていきます。かゆみや痛みはほぼないのですが、審美的な面で特に女性は人前で素足になることがためらわれてしまうでしょう。
治療も大変です。爪はかたいたんぱく質のかたまりなので、一旦ここに白癬菌が侵入してしまうと、足水虫用の治療薬では浸透させることが出来ないのです。
そのため、まずは医師の診察を受け、内服薬を処方してもらい、体の内部から働きかける方法をとります。しかしこの内服薬がなかなかの曲者で、まず、服用薬という性質上、妊婦の方は避けなくてはなりません。また、爪は生え変わるのに時間を要しますので、完治も時間がかかります。それだけ服薬期間も長引くわけですが、内服薬として処方される薬は、肝臓に負担がかかるものもあり、医師に服薬の経過を診てもらいながら治療を進めなくてはならず、またそもそも肝臓に持病がある方などは服用自体が困難なことがあります。
竹酸液って何?
竹酸液とは、竹炭を作る際に発生する煙を冷却し液化したもので、たっぷりと竹のエキスが濃縮されています。
この中には、たくさんの成分が含まれ、主なものに、酢酸、アルコール類、フェノール類などがあります。なかでも酢酸は、皮膚の角質を柔らかくしたり、引き締めたりする作用があり、数種類確認されているアルコール類は殺菌、消毒の作用を持っています。
竹酢液の使い方
竹酢液には、蒸留させてタールなどの不純物を取り除いた蒸留竹酢液と、そのままの原液とがあります。前者は独特の竹酢液の臭いが少なく、使いやすいけれど高価。後者は原液なので臭いも強く、爪などが黄色く着色してしまうので、そのままつけるより、お風呂などに薄めて入れる用途に適しています。よって、爪水虫に使うのであれば、蒸留竹酢液が良いでしょう。
さて、対処法ですが、しばらく患部を竹酢液に浸けておく必要がありますので、なるべく就寝時が良いようです。薄手の靴下を履き、たらいなどに足を入れ、靴下全体が湿る程度に竹酢液(薄めずそのまま)をかけます。このままですと布団などが汚れてしまいますので、ビニールをかぶせてカバーします、さらに別の靴下を上から履くと安心です。
起きたら、石鹸などで良く洗い、しっかりと乾燥させ、乾いてから靴下を履きましょう。これを週2回ほど繰り返すパターンがお勧めです。
ただ、竹酢液を使った治療法はあくまで民間療法です。自己責任で取り組まれることをおすすめします。
竹酢液効果をもっと手軽に!爪用ジェルを利用する
竹酢液に効果がありそうで使ってみたいけど、もっと手軽に使えるのは無いのかな?と思う方もいるのでは。そんなときには市販薬の爪用ジェルがお勧め!浸透力に特化しているので、爪の上から塗っても、薬効成分が悩みのタネまでしっかり届くのです。
その中でも「クリアネイルショット」は成分の中に竹酢液が含まれています。塗るだけなら手軽に取り組めますね。
まとめ
- 爪水虫は足水虫とちがって内服薬で治療。でも副作用や飲み合わせなどマイナス点が多い。
- 竹酢液は皮膚の角質を柔らかくしたり殺菌消消毒効果があるとされている
- 爪水虫には蒸留竹酢液を直接塗って浸透させたあとしっかりと乾かす。
- 爪用ジェルを使えば手軽で便利。
にごり爪は、完治まで根気よく対処していく必要があります。自分に無理なく手軽に取り組める方法で取り組み、一日でも早くキレイな爪を取り戻しましょう‼