梅雨に入り、じめじめした日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
雨の日が続き、何となくすっきりしない気分になりますよね。
洗濯物を部屋干しせざるを得ないので、家の中に半乾きの独特の臭いが漂います。
また通勤で使う電車でも、この時期特有の臭いが漂います。
私は正直言って、この時期が苦手です。
早く梅雨が明けて欲しいと、毎年のように思います。
でもあなたには、梅雨が明けても解決しない悩みが・・・
そう、「爪水虫」です。
爪の見た目が気になってしまうため、サンダルを履くことが出来ません。
友人達のお洒落な足元を見て、羨ましく思うことになるので、悩みが続いてしまいます。
サンダルも履きたいし、ネイルもしたい。
あなたのように、爪水虫が原因で、このような悩みを抱えている方は多いんですね。
目次
爪水虫の原因とは?
水虫の原因である「白癬菌」が、爪の中に入り込むことで発症します。
菌が爪の中に入り込んでしまうため、治療薬の浸透が難しいのが特徴です。
そのため、通常の水虫と比較して、治療に時間がかかってしまいがちです。
尚、日本人の10人に1人は、爪水虫にり患していると言われています。
そのうちの4割は、女性と言われております。
水虫は男性の病気と思われがちですが、女性の割合も多いんですね。
ちなみに、日本人の10人に1人という割合は、花粉症とほぼ同じ割合です。
国民病と言っても大げさではないでしょう。
だから、様々な治療薬が市販されておりますし、様々な治療法が巷には溢れております。
爪水虫にマキロンは効果が有るのか?
巷に溢れている治療法の中の1つに、「マキロン」が挙げられます。
あなたもネットで見かけたかと思います。
果たしてマキロンは、爪水虫の治療薬として効果は有るのでしょうか?
結論から申し上げますと、残念ながら効果は有りません。
何故マキロンは効果が無いのか?
爪水虫の原因が、白癬菌であることは説明させて頂きました。
白癬菌は、真菌というカビの1種です。
カビには「細胞壁」が存在します。
この細胞壁に守られているため、マキロンの殺菌の効果が、白癬菌には発揮されないのです。
従って、この噂は完全にデマだということです。
では、何故このデマが広まったのでしょうか?
それは、マキロンには、痒み止めの作用が有るためです。
マキロンを塗ることで痒みが引き、水虫が治ったと思い込んでしまったのです。
爪水虫の治療法は何か?
マキロンは効果が無いことは、ご理解頂けたかと思います。
では、どう治療すれば良いのかを説明させて頂きますね。
外用薬で治療する
「クレナフィン爪外用薬」という外用薬を、爪に塗り続ける治療法です。
爪が生え変わるまで行うことになり、最低半年はかかります。
ただ、薬品かぶれが起きることもございますが、大きな副作用はなく安心出来る治療法です。
私は、この治療法をお薦めします。
内服薬で治療する
「ラミシール」と「イトリゾール」という内服薬を、内服しつ続ける治療法です。
ラミシールは長期継続型で、イトリゾールは短期集中型の治療法です。
どちらも効果に大きな差異は無く、どちらを選んでも問題は無いでしょう。
ただ、どちらも副作用として、まれに肝機能障害を起こす恐れがございます。
そのため、定期的な血液検査が必要になります。
また、薬の組み合わせにより、別の弊害を起こす恐れがございます。
内服中の薬を飲んでいる場合は、医者と相談のうえ治療法を検討して下さい。
レーザーで治療する
近年新たに登場した治療法です。
この方法の良さは、薬を使用しないため、副作用の心配が無いことです。
しかし、厚生労働省の認可が下りていないため、保険適用外となってしまいます。
お金に余裕が有るのであれば、選択しても良いでしょう。
まとめ
- 爪水虫にマキロンは効果が無い
- 爪水虫の治療法は3つ有る
- 外用薬での治療がお薦めである
いかがでしたか?
マキロンに頼りたい気持ちはわかりますが、残念ながら効果はございません。
地道に根気強く、爪水虫と戦って下さいね。