「爪水虫」という病気をご存じですか?
水虫と言えば中年男性がかかるもの、というイメージでしたが、最近では女性でも水虫、特に爪水虫にかかってしまう方が増加していると言われています。
パンプスやストッキングを履いている状態が長く続くと、足や爪は蒸れて、水虫の原因である白癬菌というカビが増殖しやすい環境になってしまいます。
最近ではフットネイルをされる方が増えていますが、マニキュアに塞がれた爪は呼吸が出来ず、爪の間に菌が溜まりやすい状態を作り出してしまうのです。
特にこれからの季節、寒さ対策にブーツを履くようになる秋冬は、水虫になりやすい季節。若い方、女性の方であっても気を付けなくてはなりません。
爪水虫は、一度なってしまうと薬を塗って治療することが必要になってきます。水虫の薬を買ったり、病院で先生に診てもらったりするのは恥ずかしいという女性は多くいらっしゃるそうですが、残念ながら放置していても治ることは無いのです。
それでも早くフットネイルを再開したい方や、常にオシャレを楽しむために今のうちから爪水虫予防をしておきたい方にオススメなのが、アロマオイルを使った爪水虫のケアです!
目次
そもそも爪水虫とは
水虫とは、白癬菌というカビが皮膚に感染してしまう状態のことですが、この白癬菌が爪の中にまで入り込んでしまった状態を爪水虫と呼びます。
爪水虫は爪の中に菌が入り溜まってしまっているので、白癬菌の貯蔵庫のようになっています。そのまま放置していると、カーペットやバスマットを通じて家族や他人に感染してしまう可能性もあります。
爪水虫に感染すると、爪が白~黄色く変色し、付け根が緑色っぽく変わり、爪自体ももろくなり、デコボコになったりします。見た目もかなり悪くなってしまいますし、靴を履いたときに圧迫されて痛みを感じる人もいます。
放置したままにしておくと、年単位での治療が必要になってくる場合もあるので、爪水虫かも?と思ったら早めに皮膚科に行くことが肝心です。
なぜ、アロマオイルが爪水虫に効くのか
アロマオイルと言えば、アロマポッドやディフューザーで香りを拡散したり、湯船に垂らしたりして、香りの効果でリラックスさせるもの、というイメージが強くあります。
もちろんアロマテラピーという言葉があるように、リラックス効果や、頭痛や肩こりなどのちょっとした不調の改善にアロマオイルは使われています。
しかし、実はアロマオイルの効果はそれだけではありません。
殺菌や抗菌効果のあるオイルを使えば、カビの一種である白癬菌を防ぐことも可能なのです!
殺真菌、または抗真菌作用と呼ばれる効果のあるアロマオイルを、病院での治療と同時に使用することによって、爪水虫を早く治すことができる可能性があります。
また、普段から抗真菌効果のあるアロマオイルを使用していれば、肌が清潔な状態を保つことが出来ますので、爪水虫の予防にもなるという訳なのです。
どうやって使えばいいの?
抗真菌効果のあるアロマオイルには、レモングラス、ラベンダーなど何種類かありますが、最もオススメなのはティーツリーオイルです。ティーツリーは高い殺菌力を持ち、アボリジニが傷口に塗る万能薬として使用していたとされ、感染症や呼吸器系の不調にも効果があります。
爪水虫には、ティーツリーオイルの原液2滴を希釈用のキャリアオイル(ホホバオイルやグレープシードオイルなど)10mlに混ぜて使います。もしくは二次蒸留したオイルでしたらそのまま使っても大丈夫です。お風呂上がりに綿棒などでそのまま爪に塗布していきます。
原液をそのまま塗る人もいるようですが、ティーツリーの原液は刺激が強いものなので、避けた方が無難でしょう。
その他にも洗面器に張った熱めのお湯にオイルを混ぜて足湯を行えば、爪水虫予防と臭い予防にもなります。普段ストッキングやパンプスを履いていて蒸れや臭いが気になるという方は、是非試してみてください。
※ティーツリーオイル配合→爪の悩み専用ジェル/『クリアネイルショット』
驚くべき効果!爪水虫にアロマオイルが効く理由とは? まとめ
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- 爪水虫とは、カビが爪に入り込み、爪を変色させたり脆くさせたりする病気である
- 抗真菌効果のあるアロマオイルを使うことによって、爪水虫の改善が期待できる
- 爪水虫に効果的なのは、高い殺菌作用のあるティーツリーオイルである
※ティーツリーオイル配合→爪の悩み専用ジェル/『クリアネイルショット』
以上が今回のポイントになります。
ティーツリーオイルによる水虫への効果は有名ですが、民間療法の域を出ていないものです。しかし、長期間必要だった爪水虫の治療期間が、ティーツリーオイルを併用することによって短縮した例もあり、学会でもその効果が発表され、注目されています。
使用する場合はお医者様と相談してくださいね。