水虫って季節的にいつのイメージありますか?やはり湿気の強い梅雨や暑い夏でしょうか?季節の変わり目でしょうか?

実は、真冬でも水虫になるんです。というか、条件さえ揃えば年がら年中発症するんです。

乾燥している冬にどうして?その疑問と原因と対策を考えていきたいと思います。

まず水虫の原因って?

水虫になる原因は白癬菌（はくせんきん）という菌に感染する事です。

既に感染している人の角質が剥がれて、それを素足で踏むことで菌が皮膚に移り感染します。なんと白癬菌は剥がれ落ちた角質の中でも生きているのです。怖ろしい。

もちろんそのままでは感染しません。感染するまでの期間は最低2日間あります。お風呂などで綺麗に洗い流せば流れていきますが、洗い残しがある場合その菌が足の傷などから侵入して発症に至ります。

だからといって強く洗い過ぎると皮膚に傷がついて感染しやすくなりますので、優しく洗ってください。

なんで冬も?

白癬菌は高温多湿を好みます。これだけ聞くと冬場はあまり感染しないように感じますが、甘いです。

普段の生活を思い出してください。靴下と靴を長時間履いていませんか?その足、蒸れていませんか?それこそが発症の原因です。

今は冬場でも屋内はとても暖かく、少々汗ばむ事もあるくらいです。足は思っているよりも汗をかきます。そして冬場ですので厚手の靴下を履いていたりして通気性も悪いでしょう。女性なんかはブーツを履いたりと余計に蒸れやすい環境です。

更に寝るときに普通の靴下を履いていませんか?普通の靴下は通気性がそんなに良くありません。もし菌が付着したままで一晩中暖められていたら。

その環境こそが白癬菌にとって最高の環境なのです。

こうやって冬場でも水虫の感染の可能性があるのです。

どうやって阻止する?

では、冬の水虫、どうやって阻止するのか。

まずは足を清潔に保つことです。お風呂で指先はもちろん指の間もよく洗い、お風呂から上がったらよく拭いて乾かすこと。ここも重要です。しっかり乾燥させることで菌の増殖を防ぐことが出来ます。濡れたままは危険です。

また足だけでなく靴下やストッキングも清潔に保つことが大切です。できればポリエステルやナイロンの生地よりは綿がいいでしょう。「蒸れない」をウリにしている靴下や抗菌効果のあるストッキングなども今は出回っています。そのような機能性のものを履くのも一つの手段です。

特に冷え性なんかで寝るときに靴下を履く人は、綿の蒸れない靴下にすることをオススメします。実際これで水虫になってしまった人もいますので。

そして出来ることなら同じ靴を2日連続で履かないことです。なかなか難しいことだとは思いますが。どうしてもの場合は家に帰ったら抗菌スプレーなどを靴の中にして乾燥剤を入れてとにかく中にいるであろう菌を死滅させてサラサラの状態で履けるようにケアしてください。

その一手間があなたの足を守ります。

もしもなってしまったら?

それでも対策虚しく水虫になってしまったら。

まずは病院で医師の診察を受けて薬を処方してもらってください。そして用法用量を守って飲むなり塗るなりしてください。

お風呂では洗うことは大切ですが、ゴシゴシ洗ったり皮をめくったり削ったりするようなことはしてはいけません。傷口が出来て水虫が悪化・広がる可能性が高くなります。

また部屋はよく換気してバスマットは濡れたらそのままにしないようにしましょう。菌が繁殖します。

そして冬場は乾燥していますが、そのまま足も乾燥させてください。それはお風呂あがりだけでなく日常生活の中でも出来る限りそうしてください。

先ほど上げたように履物に気をつけることが大切です。ロングブーツは避けたほうが無難かもしれません。とにかく蒸れないように心がけましょう。

冬こそ水虫に要注意!?冬の水虫の傾向と対策! まとめ

冬は乾燥していますので水虫にはならないと思ったら大間違いです。むしろ冬のほうが場合によっては悪化していくことがおわかりいただけたのではないでしょうか。

けれど、対策をすることは出来ますし、いくらでも気をつけることが出来ます。

乾燥は辛いかもしれませんが、水虫にならないよう清潔にして蒸れないように心がけていきましょう。