夏といったらプール!海!といろいろな娯楽施設に皆さん行くと思います。薄着でぷよぷよのお肉を引き締めにジムに行ってトレーニングに勤しんでいる方もいるんじゃないでしょうか?汗をかくので帰りはシャワー浴びてさっぱりして帰りたいですよね。でもちょっと待った!!裸足になって歩き回っているその足、実は水虫の原因菌をくっつけて一緒に帰っているかもしれません!・・えー、そんなこと言ったってどうすればいいの?どこにも行けないじゃないかと心配したあなた。今回は水虫について私と一緒に勉強していきましょう。
水虫とは?
そもそも水虫とはなんなのでしょう?それは、白癬菌(はくせんきん)と呼ばれるカビの一種の菌が皮膚や爪等に住み着く病気です。人の角質を食べて成長するそうですよ!なんだか気持ち悪い奴ですね・・。完治するのは難しく、昔は治療薬を開発したらノーベル賞がもらえると言われたほどだったようですが、今は医療の進歩のおかげで完治ができる時代になりました。水虫と一口に言ってもいくつか種類があるのでご紹介します。
・趾間型(しかんがた)⇒足の指の間にできる水虫。薬指と小指の間に多く、常に湿ってむず痒い。
・小水疱型(しょうすいほうがた)⇒足の裏や側面に小さな水ぶくれができる。他の皮膚病と間違えられることも多い。
・角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)⇒足の裏の皮が厚くなって固くなり、表面に白い粉がふいた状態になる。かゆみを感じることは少ない。
・爪白癬(つめはくせん)⇒爪が濁った色になり表面もぼろぼろに崩れる。市販薬が効きにくい。
なぜ水虫が夏になりやすいのかと言うと、それは夏場に裸足になる機会が増えて他から菌をもらいやすいということもありますが、水虫の好む環境が主な要因のようです。水虫の原因である白癬菌は高温多湿が大好きで、その環境になりやすい梅雨から夏にかけてが菌の絶好調の時期なのです。では冬になれば放っておけば治るのでは?と思ったあなた、甘いです!冬に水虫の症状が治まったとしてもそれは苦手な環境になって引っ込んでいるだけ。いわば休火山です。死火山になったわけではありません。それゆえ夏場にまた活性化するので、「せっかく治ったと思ったら再発した」と私たちが勘違いしてしまうんですね。
水虫の治し方
病院に行って薬を処方してもらうのでも、自分で市販薬を買うのでもいいですが、とにかく根気よく継続して薬を塗り続けることが大事なようです。その際に気を付けたいことは、お風呂上がりの清潔で皮膚がふやけている状態で薬を塗ること、症状が出ている部分だけでなく足の裏全体や指の間等広範囲に渡って塗ること、そして症状がなくなったように見えてもすぐには辞めずに、最低でも1~2ヵ月、できれば1年以上塗り続けること、の3点です。白癬菌って意外としぶといんですね!
夏に水虫が増殖する?!そのメカニズムとは?まとめ
- 水虫とは白癬菌というカビの一種が皮膚や爪に住み着く病気である。
- 人の角質を食べている。
- 趾間型、小水疱型、角質増殖型、爪白癬の4種類ある。
- 高温多湿が大好き。
- 治すにはとにかく根気よく薬を塗り続け、治ったように見えてもしばらく塗ること。
水虫になったなんて恥ずかしくて周りに知られないうちに早く治してしまいたいと思う方も多いはず。運悪く水虫になってしまっていても、夏も終わりに近づいてきたこの時期から治療をスタートして毎日せっせと薬を塗り続けてしまえば来年の夏までにはほとんど完治していることでしょう。すっきりとした清潔でキレイな足でミュールやサンダルを履きこなしてまた素敵な夏を過ごせるといいですね!